
今回は、内容踏まえ、軽く感想など書いてみようかと思います。
内容は、割安成長株の銘柄分析の話が主でした。著書の「超特価バリュー株「福袋銘柄」で儲ける週末投資術」では主に割安資産株が取り上げられているのですが、その内容を踏まえた上で、中級の投資家を目指す人向けのセミナーだそうです。例として6つの銘柄を挙げ、財務分析と定性的な分析の方法と、その結果をレクチャーされました。この辺のお話は、角山さんのWEBサイトのショートコラム「5月8日の東京セミナー」にも書いてあります。
具体的な銘柄分析方法について詳しく書くのは控えますが、バフェット・リンチ・フィッシャーの組合せ+角山氏ご自身の経験によるものだそうです。私はフィッシャーを読んだことが無いのですが、バフェット、リンチは読んでますので、かなりの部分を割と簡単に理解できました。
また、角山さんの個人的な投資経験のお話も豊富でした。受講者からの質問にも、全て答えられてました。かなり多くの質問が出てましたので、これは結構すごいことです。
で、感想ですが。
まずですね、この日本で、リアルタイムで、バリュー投資で大成功している方の個人的な実際の投資基準を生で聞けるなんて機会は、かなり貴重じゃないかと。バリュー投資を目指している方の参考にならないはずがない、と思います。そういう意味では有意義なセミナーでした。
ただ、私個人としては、値段に見合った価値をこのセミナーに見出すことができたかと言うと、なかなか難しいと言うのが正直なところです。私はA8.net


まあ、これは個人的な話ですからね。私としては、本を買ったり借りたりWEBで調べたりして自分で勉強する方が、性に合っていると思うだけです。
それから、定性分析については、市場参加者の数だけ分析のやり方があって、じゃあどれが一番いいのかとか本当にそのやり方でいいのかとかその根拠は何なのかとか、そういう話になると思うんですよね。
今後5年間の見通しが明るいかどうかを、どう判断すればいいのか。バフェットのやり方をどこまでちゃんと真似できるのか。角山智の真似をしていれば良いのか。そんなことが可能なのか。
で、セミナーの終わりに、一つ質問をしてみました。「今回のような定性分析にセンスや才能はどの程度必要か?」と言う質問です。回答は、「努力と勉強は必要だがセンスや才能は必要ないと思う」とのこと。
んー、努力すれば誰でも、バフェットやリンチや角山智になれてしまうということですかねえ。この辺はやはり、EBIのすすめのこの辺に書いてあることが、私としては説得力がある気がします。
ですが、セミナーの内容自体とは、あまり関係ない話ですね。
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