2006年08月19日

うわさのズッコケ株式会社

 私が一番最初に「株式投資」に触れたのは「男一匹ガキ大将」だったと思ってたんですけど、ふと記憶の糸を辿ってみると、そうではなかった気がしてきました。

 なんでそんなことを考えたかというと、All Aboutのこの記事を読んだからです。

『ズッコケ三人組』作者 那須正幹さんが語る「大人になった君達へ」
続『ズッコケ三人組』作者 那須正幹さんが語る「大人になった君達へ」

 ズッコケ三人組、私は子供の頃大好きでした。

 その『ズッコケ三人組』シリーズに「うわさのズッコケ株式会社」という本がありました。小学生が株式会社を作るという話なんですが、と書くと荒唐無稽なように聞こえますが、これがなかなかよくできてまして。子供の頃、面白いなあ、と思ったものです。

 なんだか懐かしくなって、先日図書館に行って読み返してみました。

 そしたら、コレがホントよくできてまして。

 内容を簡単に紹介すると、釣り客で賑わう港で弁当やジュースを歩き売りすれば商売になるんじゃないか、と考えついた小学生三人組が、元手を調達するために株式を発行してクラスの友人に株主になってもらう、というとても小さなお話なんですが。

 最初は自分達の小遣いで出資して、足りない分を債権(友人からの借金)で賄うんです。だけど商売が少し大きくなって、金利を払うよりも儲けが出たときだけ配当した方がいいだろう(これは株主資本コストを意識していないダメ発言ですが)と、株式発行を決意するわけです。

 資本金、売上、利益の概念はもちろんのこと、買掛金や売掛金も物語の上でちゃんと登場します。設備投資(トランシーバー購入)のための増資も行います。おまけに釣りシーズンが終わってしまい売上が思うように上がらなくなった後の株主総会(放課後に教室で行う)では、買掛金を意図的に隠蔽した粉飾決算で株主の追及を切り抜けるといった場面まで登場します。

 子供の頃、私がそのすべてを理解していたとは到底思えません。が、それでも「面白い」と思ったことはハッキリと覚えています。

 余談ですが、確か同じような時期に「宿題ひきうけ株式会社」を読んで、『どこが株式会社だゴルァ!』と憤慨したことも覚えています。こちらは読書感想文の課題図書か何かになっていたご立派な本ですが、看板に偽りありってやつでした。内容も説教臭くて全然面白くなかった。

 ともあれ、おすすめの本ということで紹介しているわけですが。さすがにこのブログの読者に直接おすすめするわけではないですけど、もし図書館かどこかで見かけたら、童心に返って読んでみるのもまた一興かと思います。

うわさのズッコケ株式会社
うわさのズッコケ株式会社那須 正幹

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