2006年04月30日

株式投資の多世界解釈

金融日記: 株式投資のリスクとリターン

 株式市場全体のリターンは、概ねベル・カーブで描けると考えて特に問題ありません。

 そう、ヒストリカルなリターンは確率分布で表せるわけです。ですが、多くの人にとっての問題は、所有しているポートフォリオの実現リターンは幾つなのか。それだけです。
 例えば、実現したあなたのリターンが、年に-20%だったとしましょう。なぜでしょう? なぜ、あなたの得たリターンは、-20%だったのでしょう?

 確率分布を基に考えるならば、それは、分布に従った確率の元で、「たまたま」そうなったのだ、としか言えません。それが確率というものです。
 コインの表が出るか裏が出るか、確率は分かっている(*)けど、次にどっちがでるかは分からない。サイコロの目で6が出る確率は分かっているけど、次に振ったとき6が出るかどうかは分からない。

 まったく、難儀なものです。これでは、何の役にも立たないではないですか。

 ですが、これを、量子論の多世界解釈(エヴェレット解釈)的に捉えると、多少事情が異なってきます。
 多世界解釈では、観測者を含めた世界が多重に存在している、と考えます。宇宙全体が、確率分布(シュレディンガー方程式)として捉えられているわけです。
 つまり、あなたが投資で得たリターンは実際には確率分布のままであって、一点(この場合-20%)に収縮することは無い、というわけです。あなたの存在もまた、確率分布に従っているのです。

 要するにですね、-20%のリターンを得たあなたと同時に、+20%を得たあなたも、それどころか、+50%のリターンを得たあなたも、並行に存在しているのです! どうですか! +50%ですよ!

 ただし、-20%のリターンを得たあなたには、+50%のリターンを得たあなたの存在を知ることはできません。だけど、多世界解釈によれば、確かに存在しているのです。すごいですねえ。よかったじゃないですか。

 えーと、こう考えれば少しは慰めになるかと思ったのですが。結局なぜ「あなた」のリターンが-20%なのか、という問いには全く答えられませんでした。
 ・・・投資が下手だから、と考えた方がまだマシかもね。

*幾らデータを積み重ねようが、本当のところの確率なんて、分かるはずはないんですけどね。まあ、ある知見を元に精度の高い(実用に耐える)近似ができる対象も実世界にはある、それで十分なのでしょう。株式投資もそうあれかし。

posted by ヒロ at 01:37 | Comment(0) | TrackBack(0)
日記 | このページの先頭へ
2006年04月24日

日経平均、今年最大の下げ幅・終値1万6914円に

NIKKEI NET: 日経平均、今年最大の下げ幅・終値1万6914円に

 週明け24日の東京株式市場で日経平均株価は急反落。終値は前週末比489円56銭(2.81%)安の1万6914円40銭と、3月29日以来の1万7000円割れとなり、同28日以来の安値水準を付けた。下げ幅は今年最大で、2004年5月10日(554円12銭)以来の大きさ。

 いやあ、最近ゆっくりゆっくり時間をかけて上がって、一気にがーっと下がる、の繰り返しって感じですね。

 ただ、「今年最大の下げ幅」って言っても、株価が上がれば上がるほど、同じパーセンテージの下落でも「幅」は大きくなりますから、特に気にしない方がいいと思います。つか、いちいち気にしてたら株式投資なんてやってられませんな。

 ところで、話は変わるんですが、「グーグル ― 既存のビジネスを破壊する」って本を読んでたら、NIKKEI NETのリンクポリシーってやつが書いてありました。

 NIKKEI NETなど日本経済新聞社が作成するホームページのフロントページや各コーナー、特集のトップページなどへのリンクは原則として自由ですが、リンクを張った場合は、リンク先のページとURL、リンク元のホームページの内容とURL、リンクの目的などを記載してお問い合わせページでご連絡ください。
 リンクの仕方やページの内容によっては、お断りする場合があります。リンクをお断りするのは次の場合です。

(1)営利目的や勧誘を目的とするなど、NIKKEI NETの趣旨に合わないホームページからのリンク
(2)NIKKEI NETのコンテンツがリンク元のホームページの一部に見えるような形のリンク
  (フレームの中にコンテンツを取り込むような形のリンクなど)
(3)個別記事へのリンク

 ・・・何言ってんだか。

posted by ヒロ at 22:07 | Comment(0) | TrackBack(0)
市況 | このページの先頭へ
2006年04月21日

猿ダーツに勝てる気がしない

sup_bearishの株式投機メモ: ニュートラルな視点

近年の儲けが,自分の技法のせいなのか上昇相場のせいなのか判断がつきかねるという,買いしかやらない投資家(投機家)が,自分の技法がどれくらいロバストかを調べる思考実験.

「(自分がよりどころとする指標を入れ替えて行う)売りだけで,どれくらい儲かるかを想像する(あるいは検証する).」

買いと売りは非対称だという指摘は正しいが,その根拠が,長期で株価は上昇することになっている,ということだけなら,インデックスファンドを買っていれば良い.(以下略)

 買いしかやらない投資家は長期で(かどうかはともかく)株価は上昇することになっていると思っているからこそ ―― 正確に言うと、よりどころとする指標を満たす株は上がる、満たさない株は上がらない(下がるかどうかは知らん)と考えているからこそ ―― 買いしかやらないわけで、さらによりどころとしている指標があるってことはそれでランダムなピックアップに勝てると思っているわけで、要はランダムピックアップに(有意に)勝ってるかどうかを調べればいいのでは、と思いました。

 それとも、上昇相場において、自分の選ばなかった株(指標の裏返し)で組んだポートフォリオ(無論よりどころとしている指標以外の条件は同じである方がいい)がランダムピックアップのリターンを有意に下回っていることによって、指標はよりロバストだと主張できる・・・のかな? あれ? 同じこと言ってる?

 えーと・・・。俺がロバスト性の定義を分かってないからいけないのかな。それとも買いしかやらない投資家の前提がそもそも間違ってるのかな。

posted by ヒロ at 00:34 | Comment(0) | TrackBack(0)
日記 | このページの先頭へ
2006年04月19日

こんなんで将来の投資成果が分かるなら何も苦労は無い

 gotospaceさんのとこで知った、日経マネー投資力検定とやらをやってみた。

●受験日 2006年4月19日
●点数 83点/100点(平均66.3点) ●偏差値 61.1
●マネー検定1級
●かなり知識レベルの高い投資家です。経験を積んで、より完璧な知識を身に付けてください。
●得意な分野は 基礎力と銘柄力とチャート力と感応力
●不得意な分野は ありません
●分野別得点
 ニュース力:13 基礎力:18 銘柄力:17 チャート力:17 感応力:18

 ニュース力が足を引っ張りました。てかニュース力て。なんだそれ。

posted by ヒロ at 23:45 | Comment(0) | TrackBack(0)
日記 | このページの先頭へ
2006年04月15日

「ネット証券2.0」──GMOが新規参入

ITmeda: 「ネット証券2.0」──GMOが新規参入

「ネット証券2.0時代の幕開けだ」──GMOがネット専業証券に参入。トレーディング関連WebサービスのAPIを公開するなど、Web2.0的なサービスを活用する。

2006年04月13日 19時25分 更新
 GMOインターネットは4月13日、ネット専業証券会社を設立して5月12日から取引サービスを始めると発表した。業界最安レベルの手数料に加え、サービスAPIの公開や同社のコミュニティーサービスとの連携などにネット事業のノウハウを活用。初年度に10万口座の獲得と単月黒字化を目指す。(以下略)

 ネット証券2.0ですか。API公開とか、システムトレーディングしている人にはすぐに役に立ちそうですね。いいんじゃないでしょうか。あと、トレーディング関連じゃなくて、会社四季報的なDBとAPIが欲しいな。向こう側にね。

 誰かが既にやっているとは思いますが、一応2.0 Generatorで生成してみました。↓

ネット証券1.0 ネット証券2.0
2004年、初めてネットだけで成立するネット証券が誕生する 2014年、すべてのネット証券はネットでのみ存在する
ネット証券番組をワンセグ携帯で見たい 携帯から直接ネット証券できる端末が欲しい
会社でネット見てばかりの先輩がブログにネット証券について書いてて痛かった 会社の上司がネット証券2.0とか言ってて「意味わかってんのかな」と思う
ときには、ビジョンを持たないネット証券をしてしまう 自分のビジョンに合わないネット証券はあり得ない
あと5年以内にネット証券は上位2社だけが独占する ネット証券にかかるコストはほぼゼロになり、多くの人がネット証券をベースに事業を展開する
小泉政権は国民のネット証券格差を拡大させている この国のネット証券の8割を、エスタブリッシュメント層が独占している
会社帰りにコンビニでネット証券の新製品を見つけて買う。前とほとんど同じ味。がっかり。 amazonを開くと、リコメンドにネット証券がズラリ。思わずノートPCのディスプレーを閉じる
2ちゃんねるでネット証券板をチェックする RSSリーダーで「梅田望夫の世界を変えるネット証券」を購読する
ネット証券についての俳句を伊藤園「お〜いお茶」に応募した wikipediaのネット証券の項目に加筆した
ネット証券のために人生をかける生き方もありだ ネット証券だけの人生はリスクが大きすぎる

 うまくできたかな?

[ネット証券1.0] 会社でネット見てばかりの先輩がブログにネット証券について書いてて痛かった

[ネット証券2.0] 会社の上司がネット証券2.0とか言ってて「意味わかってんのかな」と思う

 わはは。俺のことかと。

[ネット証券1.0] あと5年以内にネット証券は上位2社だけが独占する

[ネット証券2.0] ネット証券にかかるコストはほぼゼロになり、多くの人がネット証券をベースに事業を展開する

 これ、本当にそうなったら面白いんですが、規制が多そうな業界だからなあ。APIを使った第三者によるサービスを自由に公開していいのかどうか、そしてカネ取っていいのかどうか、がカギでしょうかね。

 2.0がなんだか分からない人は、表にある梅田望夫さんのブログか、ウェブ進化論でも読みましょう。

2006年04月14日

ライブドア上場廃止

ライブドア、上場廃止「心からおわび」・終値94円:NIKKEI NET

 あす14日で上場廃止になるライブドアは13日の取引終了後、「株主には市場で取引することが出来なくなるなどのご不便をお掛けすることになり、改めて心からおわび申し上げます」とのコメントを発表した。今後は、「内部統制とコンプライアンス体制の充実等の再発防止に真剣に取り組む」、「経営改革を推進し、企業価値の向上に努める」としている。(以下略)

 祝・上場廃止初体験。先ほど証券口座をチェックしたら、時価評価額が0になってました。まあそりゃそうか。

 ところで、ライブドア個人株主がライブドアや堀江氏に対して損害賠償の訴訟を起こすとか起こさないとかいうニュースがありました。それについては、大雑把に分けると、株は自己責任なんだから訴訟なんて言うなみっともねえっていう意見と、違法な行為を隠してたんだから詐欺に会ったも同然、賠償しる! って言う意見と、二通りに分かれると思います。

 以下、前者の意見。

メメントモリ: 物申す。

まず、ライブドア株で損して裁判を起こそうとしてる方々。大体、儲けようと株してる奴が違法だとはいえ声高に損害賠償とはいかがなもんか。

見たこと聞いたこと: やっぱり自己責任だと

信頼できる会社、人と判断したからライブドアの株を買ったと思うんですよ
しかし、実はそうでは無かったという事だったわけです。もう少しじっくり判断してから買えば良かったんじゃないでしょうか?

 決算公告に虚偽の記載があるというリスクを勘案して投資するか否か、って聞かれたら、そりゃYESだよな。だけど、私は別の理由で損害賠償なんて止めて欲しいと思っています。

 なぜかって言うと、株主ですからね、私。自分の資産を毟り取られるのはイヤですから。

posted by ヒロ at 00:39 | Comment(4) | TrackBack(0)
日記 | このページの先頭へ
2006年04月09日

投機と投資の違い

 株式「投機」と「投資」の違いは、どこにあるのでしょうか。

 私の本音は、「そんなものはない」ですが、まあ強いて自分なりに表現するとすれば、

  • 資産を増やそうとして売買するのが投機
  • 資産配分を保とうとして、あるいは変えようとして売買するのが投資
ですかねえ。

posted by ヒロ at 03:47 | Comment(0) | TrackBack(0)
日記 | このページの先頭へ
2006年04月05日

2006年3月末時点パフォーマンス

 少々遅れましたが、3月のパフォーマンスをお知らせします。

続きを読む

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。